選考委員長のコメント

選考委員長のコメント - 2020年度

選考委員長 武田 洋幸 (東京大学大学院理学系研究科)

2020年度の第34回ノバルティス研究奨励金、研究集会助成に対しては、それぞれ279件、17件の応募がありました。 新型コロナウイルス感染症の影響の中で、研究集会への応募は昨年比で30%ほど少なかったものの、研究奨励金への応募は、微減に留まり、研究による真理を追求する姿勢は決して弱くなっていないことを嬉しく思いました。

今年度の選考委員会は、新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、20名の選考委員により公平かつ厳正に書類審査が行われました。今年は最終審査の段階で審査員が対面で集まり合議することが叶いませんでしたので、書面審査の結果を元に、メールによる選考委員会内での議論を重ね、研究奨励金と研究集会の助成対象となる研究、集会を最終的に採択しました。

研究奨励金では例年と同様、幅広い領域からの多数のすぐれた応募課題の選考となりました。新しい研究分野を開拓するような創造性の高い研究、若手・中堅研究者や新たに研究室の運営を始める研究者への支援などを念頭に、選考するように努めました。

研究集会助成では、コロナ禍で先が見ない中、本助成が有効活用されると思われるものを採択しました。

この研究奨励金は、日本を代表する研究者である選考委員によって採択を決定する助成であり、特に若手研究者にとっては助成される金額以上に貴重な研究費であることでしょう。 将来に向けて 勇気づけられるものになると期待します。本研究奨励金が、今回支援を受けられる研究者の皆様の飛躍に繋がることを祈念いたします。